国連総会演説で通常兵器の軍縮にも言及 総理

2020年09月27日 08:12

 菅義偉総理は75回国連総会で一般討論演説を行い、核問題について「最初の核兵器使用から75年が経過した年でもある」とし「広島・長崎が繰り返されてはならない。この決意を胸に日本は非核三原則を堅持し、核兵器のない世界の実現に向け力を尽くす」と述べた。

 また「核兵器不拡散条約の維持・強化の重要性を改めて強調する」としたうえで「人命を救う軍縮とされる通常兵器の軍備管理・軍縮にも国際社会が一丸となって取組んでいかねばならない」と呼び掛けた。

 また「法の支配への挑戦を許してはなりません」と提起。中国の海洋進出戦略を念頭においたものとみられる。菅総理は「法の支配は国内・国際を問わない秩序の基盤であり、国連のよって立つ精神そのもの。来年3月にはオンライン形式も活用し、国連・犯罪防止・刑事司法会議を京都で開き、法の支配推進を後押しする。日本は世界的な法の支配に基づく地域の平和と繁栄の礎である『自由で開かれたインド太平洋』を推進していく」とアピールした。

 また北朝鮮問題に関して言及し「日本として、日朝平壌(ピョンヤン)宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算し、国交正常化を目指す考えに変わりはない」と演説。

 そのうえで「日本の新しい総理大臣として私自身、条件をつけずに金正恩(キム・ジョンウン)委員長と会う用意がある」と述べ「日朝間の実りある関係を樹立していくことは、日朝双方の利益に合致するとともに、地域の平和と安定にも大きく寄与するでしょう。あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で行動していく」と立ち位置を明確にした。(編集担当:森高龍二)