立憲民主党の福山哲郎幹事長は27日の記者会見で、感染症法改正案での入院拒否に1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金を科すことなど、刑事罰に処すことに「陽性が確認されても入院できない。療養施設もまだ見つからないという方が1万人を超える事態で、立法事実がまともにない入院を拒否されている方などに懲役を科すというのは政府・与党の非常に傲慢な姿勢だ」として「刑事罰は断じて認められない」と改めて刑事罰創設に反対した。与野党修正協議で改めてなくすよう求めていく考えだ。
枝野幸男代表もこの日の党常任幹事会で「今日まで実務者で与野党の修正協議をしていただいてきたが、残念ながら実務者間では合意に至っていない。今、自民党に強いボールを投げているところだ。懲役はもちろんのこと、罰金という刑事罰を科すなどということは到底考えられない」と強く反対姿勢を示していた。
枝野代表は緊急事態宣言前の「まん延防止等重点措置」についても「国会のしっかりした関与なしには許されないと申し上げている」と語った。(編集担当:森高龍二)