「NISSAN GT-R NISMO Special edition」2022年モデルの特別仕様車は、ボディカラーにNISMO専用新色の「NISMOステルスグレー」を設定 また、クリア塗装を施した、NISMO専用カーボン製エンジンフード(NACAダクト付)を採用する
日産自動車は、「NISSAN GT-R NISMO」2022年モデルと「NISSAN GT-R NISMO Special Edition」2022年モデルをオンラインで先行公開した。両モデルの価格発表は今年8月、発売は10月を予定しているとしている。
「NISSAN GT-R NISMO」2022年モデルと特別仕様車の「NISSAN GT-R NISMO Special edition」2022年モデルは、ボディカラーにNISMO専用新色の「NISMOステルスグレー」を設定した。
また、特別仕様車の「NISSAN GT-R NISMO Special edition」2022年モデルは、クリア塗装を施し、NACAダクト付いたNISMO専用カーボン製エンジンフードを採用した。さらに20インチの専用レイズ製アルミ鍛造ホイールには、レッドリム加飾を施している。
パワーユニットにもNISMOの手が入る。ピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどには、高精度重量バランスエンジン部品を採用。手組みの証として完成したエンジンに貼り付けられるGT-Rとしての「匠」の証であるネームプレートも専用カラーとした。
日産のチーフ・ビークル・エンジニアの川口隆志氏の説明によれば、進化のポイントは、「ポテンシャルを上げることをコンセプトに開発を進めた。結果、2007年に発売されたGT-Rは出力が480psだったが、このモデルは600ps出ている。吸気、燃焼効率を追求し、パーツにある段差もミクロン単位で調整するなど、愚直に開発を進めて来た結果、2007年モデルに比べて燃費も出力もアップしている。
2022年のイヤーモデルはエンジンを“深化”させることに注力した。ピストンリング、バルブスプリング、コンロッド、クランクシャフトなどの精度を上げ、フリクションを下げることを第一に考え開発を続けた。精度のばらつきを半減させることで性能アップを図っている」と話した。
また、当該モデルは、日本マクドナルとコラボレーションし、マクドナルドの子ども向け人気メニューであるハッピーセットの「トミカハッピーセット」に、NISSAN GT-R NISMOミニカーをラインアップする。
これを記念し、日本マクドナルドと日産自動車でコラボレーション発表イベントを開催した。「NISSAN GT-R NISMO」のミニカーつきのハッピーセットは4月30日より、期間限定で販売するという。(編集担当:吉田恒)