日本共産党の小池晃書記局長は2日の記者会見で、立憲民主党の枝野幸男代表が特別国会最終日に代表を辞任するとしたことに「辞任はとても残念だと思っている」と語るとともに「共産党としては、今後も、立憲民主党と信頼と協力関係を強めていきたい」とこれまで築いてきた両党間での信頼関係をさらに強めていきたいとの意向を語った。
小池氏は総選挙での野党共闘について「全国で選挙協力を進めた結果、候補者を一本化した62の小選挙区で勝利し、それ以外もかなり接戦に持ち込む結果になった。今後に課題は残したが、全体としては一定の効果を上げた」と総括した。
小選挙区では1万票以内の僅差で負けた選挙区が31にのぼった。自民党は共産と立憲の選挙連携に一層の危機感を持って臨むなど、立憲・共産・社民・れいわの4党連携での野党候補1本化での与党候補への挑戦を恐れた。参院選挙にどう臨むのか、対応が注視される。
共産は、今回の選挙について「他の野党のみなさん、市民連合のみなさんともよく話し合って、総選挙のたたかいから教訓を引き出し、市民と野党の共闘を発展させるために、全力をあげる決意」とするともに「いまの選挙制度のもとでは、日本の政治を変える道は、共闘しかない」との認識を示している。(編集担当:森高龍二)