日本共産党の志位和夫委員長は「安倍晋三元総理は自らの『空想』的外交が惨めに破綻したことを認めるべきです」とツイッター発信した。
空想的外交として、志位氏は安倍氏の総理時代の外交に関し(1)プーチン大統領に「ウラジミール」と媚をうり(2)EU諸国がクリミア問題で経済制裁をやっている最中に『日露経済協力』を決め(3)領土要求を事実上「2島返還」に切り縮めた、と指摘。
そのうえで「屈辱的な対露外交の抜本的見直しが必要」と述べ、岸田文雄総理が7日の参院予算委員会での答弁で北方領土について「わが国固有の領土、我が国が主権を有する領土」と答えたことも踏まえ、歯舞・色丹の2島返還ではなく、国後・択捉を含め「全千島列島の返還を堂々と要求すべきだ。領土不拡大という戦後処理の大原則に反する覇権主義を正すという道理ある交渉方針を確立せよ!」とロシアに対して千島列島全面返還(4島返還)を求めて行くよう主張している。(編集担当:森高龍二)