KDDIと沖縄セルラーの携帯電話サービスに２日午前１時３５分から全国のエリアで利用できない通信障害が発生し、復旧に１日以上を要している問題。KDDIは４日「全国的にデータ通信は概ね回復しています。流量制御などの対処を講じているため、音声通話がご利用しづらい状況が継続しております。お客さまには多大なご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます」とHPで「重要なお知らせ」を更新した。
金子恭之総務大臣はこの問題で３日、臨時の記者会見を行い「極めて遺憾、事態を重く受けとめている」とし、KDDIや沖縄セルラーから正式な報告を受けたうえで、総務省として電気通信事業法に基づいた対応をしていくとした。検証も行う。
金子大臣は「極めて多くの方々が長時間、利用困難な状態になったことは大変遺憾、特にコロナや熱中症のリスクが高まっており、かつ、台風４号が沖縄県や鹿児島県 奄美地方に接近しつつあるタイミングであるにもかかわらず、国民の生命・財産を守るための、消防・救急などの緊急通報に支障を生じさせたことは総務省として、事態を深刻に受け止めている」とした。（編集担当：森高龍二）
