マイナンバーポイントをめぐり、１人で複数回申し込んだケースが５００件近く起こっていることについて、金子恭之総務大臣は１９日の記者会見で「一部で１人の方が複数回にわたり申し込みができる事例が生じたことは大変残念な事態であり、事業の信頼を損ないかねず、申し訳なく思っている」と陳謝した。
そのうえで金子大臣は「市町村において本来行うべきではない事務処理が行われたことから発生したと承知している。市町村に対しては適切な事務処理を行っていただくよう通知を出した。総務省においても関係機関とともにシステム上、複数回の申し込みが生じないよう措置を講じているところ」と述べた。
マイナポイントについて、金子大臣は「複数回の申し込みに対し、実際にポイントがそれぞれ付与されているかどうかなどについて現在、調査を行っている。複数回付与された実例が判明したら、速やかにポイントを取り消すなど、必要な対応をとっていく」と語った。
マイナンバーカードを普及させるために、政府はカード申請者に５０００円相当の５０００ポイントを進呈し、健康保険証と紐づければ７５００ポイント追加、銀行口座と紐づければ７５００ポイント追加と、最大２万円相当を進呈している。（編集担当：森高龍二）
