矢野経済研究所は２０１０年度のクレジットカードショッピング市場が３７兆５７５億８０００万円と前年度より３兆４２２４億７３００万円増加し、率にして１０．２％の高い伸びをみせるなど「拡大基調が続いている」と発表した。
背景としてクレジットカードの利用浸透とカード各社によるカードショッピングの強化に向けた取り組みがあるとしている。
また、同研究所では２０１１年度以降もカードの利用領域の拡大やＥＣ市場の拡大を背景に２０１３年度までは前年度比６％から８％の成長率で推移すると予測している。
その結果、２０１１年度のクレジットカードショッピング市場は３９兆４７５４億７８００万円規模（予測）となり、２０１３年度には２０１０年度に比べ２３．９５％増の４５兆９３１９億１９００万円と４６兆円に迫るとみている。
調査は今年７月から９月にかけて国内のクレジットカード発行会社と加盟契約会社を対象に同研究所が直接面談など、ヒアリングにより実施、分析した。（編集担当：福角忠夫）
