今回のニュースのポイント
三菱ガス化学、三菱マテリアル、関東天然瓦斯開発の3社は、宮城県刈田郡蔵王町において地熱資源の開発可能性を調べる共同事業を開始したと発表しました。同地域では三菱ガス化学が2021年度から単独で基礎調査を実施しており、そこで判明した地熱ポテンシャルの優位性を踏まえ2026年3月に3社間で共同事業契約を締結しました。9月11日にはJOGMEC(エネルギー・金属鉱物資源機構)の資源量調査助成事業に採択されています。地熱は天候に左右されにくい純国産の再生可能エネルギーとして注目されますが、現段階では発電所の建設決定ではなく、地下資源の開発可能性を検証する調査段階となります。
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三菱ガス化学株式会社、三菱マテリアル株式会社、関東天然瓦斯開発株式会社の3社は2026年9月16日、宮城県刈田郡蔵王町における地熱資源の開発可能性調査を目的とした共同事業を開始したと発表しました。同事業は、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の令和8年度「地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業(第3回公募)」に2026年9月11日付で採択されたことを受け、3社が連携して推進するものです。
今回の調査対象となる宮城県蔵王地域では、三菱ガス化学が2021年度から単独で基礎調査を継続してきました。同社はこれまでの基礎調査により「当地域の地熱ポテンシャルの優位性」が判明したと評価しています。この評価に基づき、三菱ガス化学を事業主体として2026年3月に三菱マテリアルおよび関東天然瓦斯開発との間で共同事業契約を締結し、各社が持つ地熱開発の知見を統合して開発可能性調査へ移行する体制を整えていました。
三菱ガス化学は地熱発電について、海外からの燃料輸入に依存しない「純国産の再生可能エネルギー」であり、天候等によらず安定供給できる「ベースロード電源」と位置付けています。
事業主体となる三菱ガス化学は1981年から地熱開発に取り組んでおり、これまでに秋田県鹿角市の澄川地域、秋田県湯沢市の山葵沢地域、岩手県八幡平市の安比地域といった複数の地熱発電事業に参画してきた実績を持ちます。今回の蔵王地域における調査では、三菱マテリアルや関東天然瓦斯開発が持つ地熱開発事業に関する知見も統合し、3社で協力して調査事業を進めます。
ただし、今回始まった取り組みは、蔵王地域における地熱資源の開発可能性を調べる段階であり、地熱発電所の建設や事業化が確定したわけではありません。公表された資料では、想定される発電出力や総事業費、発電所の着工および運転開始の時期などは示されていません。
三菱ガス化学による2021年度からの基礎調査を経て、3社共同による開発可能性の検証へと段階が進んだ宮城県蔵王地域の地熱開発。今後は、JOGMECの助成を受けて進める調査を通じて、蔵王地域の地熱資源について開発可能性がどこまで明らかになるかが確認点となります。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













