昨年１１月の鹿児島県屋久島沖での米軍オスプレイ墜落事故に関して屋久島町長から再発防止と事故原因、環境への影響などの情報提供を求められていることに関して、木原稔防衛大臣は２３日の記者会見で「引き続き米側からしっかり情報提供を受け、飛行の安全確保について確認作業を行う」とした。
また「今月下旬から水質調査等を行い、結果を丁寧に説明する」とし「今回の事故を受けた地元の不安や懸念の声も真摯に受け止め、その払拭に努め、適切に対応していく」と語った。
木原大臣は「屋久島空港の体制整備に関する要望もあったので、国土交通省に然るべくお伝えした」とした。
また木原大臣は鹿児島県知事から事故原因が究明され再発防止策が講じられるまでオスプレイの運用停止を継続するよう要望されていることに関しては「オースティン長官から米国防省の関係部署に対し、日本政府との事前調整なしに日本国内のオスプレイを運用させることなく、運用前には必ず日本政府と調整を行うよう指示が出されていると承知している」と答えた。（編集担当：森高龍二）
