中国にて三菱化学が電解液製造販売新社を設立

2011年09月29日 11:00

 中国では、これまでの民生用に加え、車載用のリチウムイオン電池の生産拡大が見込まれ、今後、電解液の需要も大きく伸びることが予想されている。そのような中、三菱化学はこの需要増に対応し、リチウムイオン電池用電解液の生産能力を確保するため、中国に電解液製造販売新社を設立する。

 この電解液新社は、昨年9月に設立を発表した負極材の製造販売会社「青島雅能都化成有限公司」に続く同社の中国における電池材料事業の新しい拠点となる。今後、三菱化学はリチウムイオン電池の主要4材料(電解液・負極材・正極材・セパレータ)すべてを取り扱う企業として、ユーザーのニーズに合った最適な組合せを提案。また、安定した品質と国内外にわたる万全の供給体制を整え、電池材料事業のさらなる拡大につとめると共に、既に設立発表済みの欧米の事業拠点も含め、世界展開をさらに加速する。