日経平均は急反発後の値固め焦点 米株まちまち、円安続く

2026年06月26日 05:51

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米国株は高安まちまちとなるなか、26日の東京株式市場は前日に3,000円超上昇した日経平均株価の値固めが焦点となる。ドル/円は161円台後半の円安水準を維持しており、日本株の下支え要因として意識される一方、利益確定売りとの綱引きも注目される。

今回のニュースのポイント

26日の東京株式市場は、前営業日に3,000円を超える大幅な急反発を見せた日経平均株価が、その上昇水準を維持できるかという値固めの動きが焦点となります。米国市場では景気への期待感からダウ工業株30種平均が小幅に続伸した反面、主要なハイテク株には利益確定売りが入りナスダック総合指数は反落するなど、主要指数の動きは強弱まちまちでした。外国為替市場ではドル円相場が1ドル=161円808銭近辺と円安水準を維持しており、国内市場の一定の支援材料となるものの、急反発直後だけに目先の利益確定売りと押し目買いが交錯する展開が予想されます。

本文
 週末26日の東京株式市場を迎えるにあたり、投資家の関心は前営業日の大幅な急反発によって回復した7万2,000円台の維持力に向いています。先行指標となる米国市場では、ダウ工業株30種平均が5万1,920ドル62セントと前日比71ドル72セント高で小幅に続伸しました。しかし、ナスダック総合指数は25,358ポイント60セントと118ポイント03セント安で反落し、S&P500種株価指数も7,357ポイント49セントと0.73ポイント安のほぼ横ばいで取引を終えています。米国経済の堅調さを背景とした買いと、これまで相場を牽引してきたハイテク銘柄への自律的な調整売りが交錯しており、市場全体としては、明確な方向感を欠く展開となりました。

 この海外市場の強弱まちまちの動きに加え、東京市場の地合いを左右するマクロ環境となっているのが、外国為替市場におけるドル円相場の動向です。現在の東京市場の時間帯において、ドル円相場は1ドル=161円808銭近辺と、引き続き大台の161円台後半の円安水準を維持して推移しています。歴史的な円安基調の継続は、国内の主要な輸出企業における収益や今期の業績上振れ期待を支える要因となるため、日本株の下支え要因として意識されています。ただし、円安は原材料コストの上昇を通じた物価への影響も懸念されるため、市場参加者は為替の絶対的な水準がもたらす経済への二面性を慎重に意識しています。

 こうしたマクロ環境のもとで本日の日経平均株価は、前営業日の3,191円37銭高という急ピッチな上昇に対する反動や、持ち高調整の売り注文との綱引き局面を迎える展開が想定されます。一連の値動きを振り返ると、数日前までの大幅な急落と昨日の急反発を経て、市場心理の過度な悲観論は和らいでいます。しかし、現在の市場は新たな上昇トレンドへの回帰を判断する段階には至っておらず、今回の反発が一時的なショートカバー(空売りの買い戻し)によるリバウンドに留まるのか、あるいは相場全体が安定的な底入れに向かうのかを確かめる局面です。上昇の勢いが持続するかどうか、投資家が買いの強さを見極める局面に入っています。

 国内外の市場関係者は、米国の主要なハイテク株の軟調な動きを警戒しつつ、底堅い為替動向を見極めながら売買を進めています。市場では、企業業績や国内材料よりも、海外市場の金利動向や主要国の金融政策の針路、あるいは地政学リスクの変動といった外部環境の風向きに左右されやすい地合いが続いています。前日の大幅高によって一定の安心感が広がった国内市場ですが、本日は急反発の次に訪れる自律的な値固めの売買動向が点検される形です。急反発後の相場が値固めを経て次の方向感を示せるかどうか、市場参加者は国内外の材料を見極めながら慎重な売買を続ける展開となりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)