総額1兆9987億7671万8000円の今年度第2次補正予算が25日、参議院本会議で与党と自民、公明など野党も賛成にまわり、政府原案通りに賛成多数で成立した。一刻も早い執行が待たれている。今年度予算総額は94兆7154億7088万3000円となった。
約2兆円規模の補正のうち、8000億円は東日本大震災・復興予備費として、大枠での使途を限定したものの、細部については自由が利くよう措置された。
組まれた補正予算の主なものは次の通り。原子力損害賠償法関係で政府の補償契約に基づく補償金支払い(1200億円)のほか、福島県原子力被災者・子ども健康基金(962億円)、福島県外も含む学校校庭などの放射線低減事業(50億円)、原子力損害賠償支援機構への出資金(70億円)、二重債務問題対策費(774億円)、被災者生活再建支援金補助金(3000億円)、地方交付税交付金(5455億円)など。
(編集担当:福角忠夫)