SEOから「AIO」へ GMOがAI検索の「引用・言及」実態を可視化、新たな競争軸に

2026年08月06日 10:34

gmoイメージ

ChatGPT検索やGemini、Google AI Overviewsなど主要AI検索を横断分析し、引用・言及の傾向を可視化するイメージ。GMO NIKKOは「GMO AI 検索ラボ」を公開し、AIO(AI検索最適化)時代の新たな情報発信指標づくりを目指す。(画像はイメージ)

今回のニュースのポイント

GMO NIKKOは5日、ChatGPT検索やGemini、Google AI Overviewsなど主要なAI検索サービスを日常的に観測し、どの情報源が引用・言及されているかを分析・発信する「GMO AI 検索ラボ」の専用メディアを公開したと発表しました。生成AIの普及に伴い、従来のSEO(検索エンジン最適化)に加えてAIO(AI検索最適化)やGEO(生成エンジン最適化)の重要性が高まるなか、日本語環境における継続的な観測データを提供し、新たな情報発信の指標づくりを目指します。主要AI検索を毎日観測し、その分析結果を週次レポートとして公開します。

本文
 GMOインターネットグループのGMO NIKKOは5日、主要なAI検索サービスにおける情報源の引用やブランドの言及実態を定量的に分析・発信する専門組織「GMO AI 検索ラボ」の専用メディアを開設し、週次レポートの一般公開を開始したと発表しました。ChatGPT検索やGemini、Google AI Overviews、AI Modeなどの主要AI検索を対象に、日本語による検索クエリへの回答傾向を継続的に可視化します。

 観測基盤では、12業種をカバーする評価データセットを用い、主要なAI検索6モデルに対して毎日150問の日本語質問を投下・分析しています。1回答あたりの平均引用数や出典を示さない回答の割合、引用元ドメインの集中度、ブランド言及率、日本ドメイン比率といった評価指標を多角的にスコア化し、収集から分析、公開までのプロセスを自動化しています。

 同ラボの初期調査結果によると、AIサービスごとに回答時に示される出典の数に最大2.2倍の開きがあることが判明しました。また、引用元のドメインには単一の強力なサイトが存在せず、少数の常連ドメインと裾野に広がる膨大なドメイン群による「二層構造」を形成していることや、業界によってブランドの言及されやすさに明確な差があることなどが実証データとして明らかになっています。

 米調査会社ガートナーが「2026年までに従来の検索エンジン利用量が25%減少する」と予測するように、ユーザーの検索行動は生成AIの回答を直接確認する形式へ移行しつつあります。企業にとっては「AI検索で自社情報が引用・言及されにくい」といった従来のSEO対策だけでは解決できない新たな課題が顕在化しており、従来のSEOに加えてAIOやGEOに取り組むことが不可欠となっています。GMO NIKKOは日本語固有の実測データを提供することで、国内におけるAIO領域の業界標準確立と再現性のあるマーケティング支援を推進していく方針です。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)