今回のニュースのポイント
先週の東京株式市場は、日銀の金融政策決定会合や主要企業の決算発表、為替市場での急激な円高進行などを受け、日経平均株価が大きく乱高下する1週間となりました。週前半は2,500円を超える下落を見せる場面があったものの、週末にかけて大幅に反発しました。さらに週末の米国株式市場で主要3指数がそろって上昇したことは、週明けの東京市場を支える材料となる可能性があります。一方、外国為替市場では政府・日銀による為替介入観測が広がりましたが、財務省は介入の有無について回答を控えています。3日の東京市場でも引き続きドル/円相場の動向が焦点となりそうです。
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今週の東京市場は、日銀金融政策決定会合や主要企業の決算発表、米国株の動向に加え、市場で広がった為替介入観測など、さまざまな材料に揺れた1週間となりました。日経平均株価は週前半に大きく下落する場面があったものの、週末にかけて大幅に反発し、米国株も主要3指数がそろって上昇して週を終えました。一方、外国為替市場では急速な円高が進み、市場では政府・日銀による為替介入が行われたとの観測が広がりましたが、財務省は介入の有無についてコメントを控えています。本記事では、今週の市場の動きを振り返るとともに、週明け3日の東京市場の注目点を整理します。
■今週の日経平均を振り返る:乱高下を極めた5日間
今週の東京株式市場は、日々の値幅が極めて大きく、まさに乱高下した1週間となりました。
・7月27日(月):朝安後に切り返して反発 朝方は売りが先行し一時6万4,149円まで下落したものの、その後は持ち直して前週末比320円04銭高の6万4,931円19銭で取引を終了。
・7月28日(火):2,500円超の大幅安 前場から急落し、終値は前日比2,566円27銭安の6万2,364円92銭を記録。
・7月29日(水):続落 米株安の流れを引き継ぎ一時6万400円台まで下落後、下げ幅を縮小して930円73銭安の6万1,434円19銭で大引け。
・7月30日(木):反発 6万2,000円を挟んで値動きの荒い展開となるも、買いが優勢となり433円24銭高の6万1,867円43銭と反発。
・7月31日(金):2,494円高の大幅続伸 前場から急騰し、後場の利益確定売りをこなしつつ2,494円59銭高の6万4,362円02銭で週の取引を終了。
週末の大幅反発により、週前半の下落分の多くを取り戻す形となりました。
■急速な円高で為替介入観測 財務省は回答控える
今週の市場で最もインパクトを与えたのは、株価そのものよりも外国為替市場での急速な円高進行でした。
円は対ドルで、1ドル=163円台後半から157円台後半まで短時間で急伸しました。この激しい動きを受け、市場では政府・日銀による為替介入(円買い・ドル売り介入)が行われたのではないかとの観測が広がりました。
一方、財務省は介入の有無について「コメントは差し控える」としており、現時点では公式な発表はありません。市場参加者による観測の段階にとどまるものの、為替の急変動が市場心理を大きく揺さぶる1週間となりました。
■米国株は週末に上昇:主要3指数がそろって堅調
株式市場の支えとなったのが、週末31日の米国市場の動きです。
・NYダウ:前日比276.97ドル高(52,485.03ドル)
・ナスダック総合指数:前日比251.67ポイント高(25,373.00)
・S&P500種株価指数:前日比52.09ポイント高(7,489.72)
ハイテク株を中心に買いが優勢となり、主要3指数がそろって堅調に推移しました。為替の急変動があったものの、米国株の上昇は週明けの東京市場を支える材料となる可能性があります。
■明日(月曜日)の東京市場における5つの注目点
週明け3日の東京市場で投資家が注目すべきポイントは以下の5点です。
1.ドル/円が157円台を維持するか
急速な円高が一巡し、為替相場が落ち着いた推移を見せるかが相場全体の雰囲気を左右します。
2.為替介入観測の継続性と警戒感
財務省がコメントを控える中、市場参加者が介入観測のリスクをどう織り込み直すかが焦点です。
3.日銀金融政策決定会合通過後の評価
植田総裁の記者会見や展望レポートの内容を踏まえ、日銀の今後の政策スタンスを市場がどのように再評価して織り込むかが注目されます。
4.本格化する主要企業の決算発表
業績相場の側面が強まる中、好決算銘柄への個別買戻しや見直し買いが指数を支えるか注目されます。
5.米国株高の流れを東京市場が引き継べるか
米国株高が週明けの日本株買いにつながるかが焦点です。
■週明けの注目点
今週の市場で最も注目を集めたのは、急速な円高進行でした。市場では政府・日銀による為替介入が行われたとの観測が広がりましたが、財務省は介入の有無について回答を控えており、現時点では市場参加者の観測にとどまります。
日銀の金融政策決定会合を通過し、米国株が週末に上昇したことは、3日の東京市場を支える材料となる可能性があります。一方、企業決算が本格化する中、個別銘柄の業績が指数の方向を左右する場面も増えそうです。前週は株価以上に為替が市場心理を動かしただけに、週明けもドル/円相場への警戒が続くとみられます。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













