NECとレノボは4日、戦略的提携を目的として「NEC レノボ・ジャパン グループ」を発足させたことを発表した。国内のパソコン市場で約25%のシェアを持つ日本最大のパソコン事業グループとなり、企業・政府関連およびコンシューマ分野において強力な存在となる。
「NEC レノボ・ジャパン グループ」は、NECとレノボのパソコン事業における戦略的提携に基づいて7月1日に設立された「Lenovo NEC Holdings B.V.」と、その傘下に100%子会社として、NECパーソナルプロダクツのパソコン事業を分割して設立された新会社「NECパーソナルコンピュータ」、そしてレノボ・ジャパンの3社によって構成されている。この新体制のもとで新グループは、NECとレノボそれぞれの強みを活かして、日本のユーザならびにパートナー会社に今まで以上の価値をもたらす、競争力の高い革新的な製品と高水準のサービスを提供していくことを目指す。
尚、「Lenovo NEC Holdings B.V.」は、NECとレノボの出資によって設立された合弁会社であり(出資比率はレノボが51%、NEC49%)、会長には現レノボ・ジャパン代表取締役社長のロードリック・ラピン氏が就任。社長にはNECパーソナルコンピュータ代表取締役執行役員社長の?須 英世が就任している。