今回のニュースのポイント
東京都は10日、いわゆる健康食品による健康被害発生の未然防止を目的とした試買・成分検査において、都内で流通する2製品から専ら医薬品に含まれる成分を検出したと発表しました。対象は液体の「BLACK HORSE」(1包中タダラフィル82mg検出)と粒状の「MAXMAN」(1個中シルデナフィル139mg検出)です。東京都は「MAXMAN」を販売していた新宿区内の店舗へ販売中止と自主回収を指示し、「BLACK HORSE」の販売事業者については管轄する横浜市へ通報しました。これまでに本件に関する健康被害の報告は受けていません。
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東京都は10日、都内で販売される「いわゆる健康食品」の試買・成分検査で、2製品から専ら医薬品に含まれる成分を検出したと発表しました。
検出された製品および成分の詳細は、液体の「BLACK HORSE」から1包中に82mgのタダラフィル、粒状の「MAXMAN」(内容量10粒)から1個中に139mgのシルデナフィルとなっています。いずれも製品パッケージ等に日本語による原材料や製造・輸入者の表示はありませんでした。
医薬品医療機器等法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)では、厚生労働大臣の承認を受けずに製造販売された無承認医薬品の販売や授与などが禁じられています。
検出されたタダラフィルは、国内で勃起不全治療薬「シアリス錠」などの有効成分として承認されています。また、シルデナフィル(クエン酸塩)も同様に「バイアグラ錠」などの有効成分として国内承認されている医薬品成分です。
これらの成分について、承認医薬品の添付文書では主な副作用として血管拡張、頭痛、ほてり、動悸などが挙げられています。さらに、狭心症治療等に用いられる硝酸剤や一酸化窒素(NO)供与剤と併用した場合、降圧作用が増強されて過度に血圧が低下するおそれがあるほか、死亡例を含む心筋梗塞等の重篤な心血管系有害事象が報告されているとして注意が呼びかけられています。
今回の検出を受け、東京都は「MAXMAN」を販売していた新宿区内の店舗に対して医薬品医療機器等法に基づき販売中止および自主回収を指示しました。「BLACK HORSE」については、製品を販売した事業者を所管する横浜市へ通報しました。また東京都は、公式ホームページに製品名などを掲載して摂取による危険性を周知するとともに、関係団体へ注意喚起のため情報提供しました。
東京都は、該当製品の摂取によって健康被害を受ける可能性が否定できないとして、所有している場合は直ちに使用を中止するよう呼びかけています。現時点で当該製品による健康被害の報告はありませんが、健康被害が疑われる場合には速やかに医療機関を受診するよう求めています。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













