今回のニュースのポイント
消費者庁は2026年9月3日、田中貴金属工業やミキモトをかたり、偽物の貴金属や宝飾品を販売する偽サイトについて注意喚起を行いました。2025年10月以降、SNS広告から誘導されたサイトで商品を購入した消費者からトラブルの相談が相次いでいました。消費者庁が購入者に届いた商品を検査機関で調べたところ、「24Kピュアゴールド」として販売されていた金貨の主な成分は銅7割・鉄2割であり、ミキモトを装って販売された真珠のネックレスも模造品であることが確認されました。消費者庁は消費者安全法に基づき情報を公表し、注意を呼びかけています。
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消費者庁は2026年9月3日、大手貴金属・宝飾ブランドの田中貴金属工業やミキモトをかたり、偽物の金貨やネックレスを販売する偽サイトに関する注意喚起を行いました。
同庁によると、2025年10月以降、SNS(InstagramやFacebook)上で田中貴金属やミキモトの正規取扱商品を格安で販売しているかのような広告が表示され、広告内のリンクから偽サイトへ誘導される事例が相次いでいました。
偽サイト上では、田中貴金属をかたったサイトで「田中貴金属メイプルリーフ金貨 24Kピュアゴールド」と称する商品(7.7758g)が、「30年前の金価格、今日だけ解禁」「残り11枚」「1枚わずか15,000円」などと大幅に値下げされたように表示されていました。また、ミキモトをかたったサイトでも、「希少ベビーパール×8mm大珠『光の輪舞曲』ネックレス」と称する商品が、4万2000円から1万4800円へのタイムセールとして販売されていました。これらはいずれも両社とは無関係の偽サイトが表示していたものです。
注文から10日前後で大手宅配業者を通じて配送され、支払い方法は代金引換(代引き)のみに限定されていました。商品の発送元は日本国外でした。
しかし、購入者から「磁石がくっついた」「質屋で偽物と言われた」「パールの輝きと異なる」「おもちゃのように軽い」といった疑念が出たため、消費者庁が消費者に届いた商品を検査機関に依頼して成分調査を実施しました。その結果、「24Kピュアゴールド」として販売された金貨の主な成分は「銅7割、鉄2割」であり、ミキモトをかたって販売されたネックレスも「真珠の模造品」であったことが判明しました。消費者庁は、販売された商品が本物の純金製金貨や真珠ではなく偽物であったことを確認しています。
今回確認された手口では、SNS広告から誘導された偽サイトで商品を注文すると、10日前後で実際に商品が配送され、消費者は代引きで代金を支払っていました。さらに、返金を求めて配送伝票記載の連絡先に電話しても、つながらなかったとされています。なお、偽サイトの運営事業者の実体は不明とされています。
消費者庁は、通販サイトを利用する際、「正規取扱商品と比べて極端に安い」「支払方法が代引きのみなどに限定されている」「日本国外のドメインが使用されている」「事業者名・住所・電話番号が明確に記載されていない」「サイト内の日本語が不自然」という5つの特徴のうち、1つでも当てはまる場合は注意するよう求めています。広告上の「企業公式」「直営」といった表示をそのまま信用せず、検索等で自ら企業の公式サイトを確認することが重要です。
万が一、偽サイトで注文してトラブルに遭った場合でも返金される可能性があるため、消費者庁はあきらめずに消費者ホットライン「188(いやや)」や警察相談専用電話「#9110」へ速やかに相談するよう呼びかけています。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













