LB Group、マレーシアに10億リンギット投資 化学材料工場、年30万トン体制へ

2026年09月25日 08:51

マレーシア

LB Groupが新たな化学材料生産拠点を建設するマレーシア北部ケダ州Gurunの位置。新工場は60.1エーカーの敷地に段階的に整備され、全面完成時に年間30万トンの生産能力を計画している。(画像はイメージ)

今回のニュースのポイント

中国の化学大手LB Group(龍佰グループ)は9月24日、マレーシア北部ケダ州のGurun Heavy Industrial Park(GHIP)において、新たな化学材料工場の起工式を実施しました。マレーシア投資開発庁(MIDA)によると、現地子会社を通じた総投資額は10億リンギット(約2億4500万ドル)で、このうち第1期に6億リンギットを投じます。60.1エーカー(約24ヘクタール)の敷地で段階的に開発を進め、全面完成時には年間30万トンの生産能力とマレーシア人向けに300人を超える技能職の雇用創出を計画しています。

本文
 中国の化学大手LB Group(龍佰グループ)の現地子会社であるLB Advanced Material Asiaは9月24日、マレーシア北部ケダ州のGurun Heavy Industrial Park(GHIP)において、新たな化学材料生産拠点の起工式を行いました。マレーシア投資開発庁(MIDA)の発表によると、同プロジェクトの総投資額は10億リンギット(約2億4500万ドル)に上り、そのうち第1期事業に6億リンギットが投じられます。

 新工場は60.1エーカー(約24ヘクタール)の敷地に建設され、段階的に設備整備が進められます。全面完成時の計画生産能力は年間30万トン規模となる見通しで、酸化チタン(TiO₂)や先端無機化学材料の製造を手掛けます。また、現地においてマレーシア人向けに300人を超える技能職の雇用創出を見込んでいます。

 1955年創業のLB Groupは中国河南省焦作市に本社を置き、深圳証券取引所に上場する酸化チタンなどを手掛けるチタン材料メーカーです。主力である酸化チタンの年間生産能力は151万トンを超え、主力ブランド「BILLIONS」をはじめとする製品群を塗料、プラスチック、インク、紙などの用途として世界1500社以上に供給する統合型の事業基盤を有しています。

 同社はマレーシア進出の理由として、同国の重工業インフラや好適な投資環境に加え、物流の優位性を挙げています。投資先のGurunエリアは主要高速道路や鉄道網に接続し、ペナン港へのアクセスが確保されています。同社は東南アジアにおける製造拠点とサプライチェーン能力を拡大することで、地域および世界市場への供給体制を強化し、変化する国際貿易環境に対してより柔軟に対応する方針です。

 MIDAは今回の投資について、同国の「New Industrial Master Plan 2030(新産業マスタープラン2030)」や「Chemical Industry Roadmap 2030(化学産業ロードマップ2030)」に合致するものと評価しています。マレーシア国内における先端無機化学産業の高度化と、高付加価値製造能力のさらなる強化につながる投資として期待を示しています。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)