英Rolls-Royceは、ドイツ・Dahlewitzの航空エンジン拠点に約3,000万ユーロを投じて能力を拡張する。建設中の新生産棟は上棟段階に達し、100人を超える高度技能職を創出。短期的にはBoeing 787向けTrent 1000の整備を支援し、長期的にはAirbus A350向けTrent XWB-84の新造エンジン組立・試験を計画する。(画像はイメージ)
今回のニュースのポイント
英航空エンジン大手Rolls-Royce(ロールス・ロイス)は9月18日、ドイツ・ベルリン近郊のDahlewitz(ダーレヴィッツ)拠点で建設を進めている新生産棟が上棟段階(Richtfest)に達したと発表しました。同社はDahlewitz拠点におけるエンジンの組立・試験・MRO(整備・修理・オーバーホール)能力の拡大に約3,000万ユーロ(約50億円)を投資しています。短期的にはBoeing 787向け「Trent 1000」の整備活動を支える能力を拡充し、長期的にはAirbus A350向け「Trent XWB-84」の新造エンジンの組み立て・試験を担う計画です。
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英航空エンジン大手のRolls-Royce(ロールス・ロイス)は9月18日、ドイツ・ブランデンブルク州のDahlewitz(ダーレヴィッツ)拠点において、建設中の新生産棟が上棟段階に達したと発表しました。本件は新規の投資計画を新たに発表したものではなく、総額約3,000万ユーロの投資の一環として建設されている新生産棟が、上棟段階に達したものです。
新施設における能力拡張は二段階の役割を持ちます。短期的には既存の試験設備を活用し、Boeing 787に搭載される「Trent 1000」の整備活動を重点的に支援し、グローバルネットワークに追加能力を提供します。さらに長期的には、Airbus A350向けエンジン「Trent XWB-84」の新造エンジンの組み立ておよび試験を同拠点で実施する計画です。既存エンジンの整備拠点にとどまらず、将来的な新造エンジンの生産機能の受入体制を整備します。
投資に伴う雇用創出も具体化しています。現在約2,500人の従業員が勤務するDahlewitz拠点において、Rolls-Royceは今回の能力拡張に伴い、100人を超える高度技能職をすでに新たに創出したと説明しています。今回の約3,000万ユーロの設備投資は同拠点単独のものではなく、同社が2024年から進めている英国およびドイツのエンジン製造・整備基盤を対象とした総額5,500万ポンド規模の能力増強プログラムの一環として位置づけられます。
今回の能力拡張の背景として、Rolls-Royceは需要予測を示しています。同社は、Rolls-Royce製エンジンを搭載する世界の航空機フリートについて、2020年代末まで年間7~9%の成長を予測しています。同社は、長期的なエンジン需要の増加や世界のTrentエンジン群に対する顧客支援などを、今回の投資目的として挙げています。
約3,000万ユーロを投じるDahlewitz拠点の能力拡張では、新生産棟が上棟段階まで進みました。短期的なTrent 1000の整備支援から、長期的なTrent XWB-84の新造エンジン組立・試験まで、Dahlewitz拠点の機能を拡張する計画です。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













