大規模データセンターのイメージ。Cipher Digitalは「Barber Lake」について、既存の10年間のリースに続く大手AIラボの追加10年間の利用コミットメントを確保し、施設の契約期間を合計20年、契約収入を90億ドル超へ拡大する見通し。(画像はイメージ)
今回のニュースのポイント
米データセンター事業者のCipher Digitalは9月25日、テキサス州Colorado Cityで開発中の「Barber Lake」データセンターについて、既存の10年間のリースに続き、大手AIラボがさらに10年間利用する拘束力のあるコミットメントを9月24日付で締結し、施設の契約期間を合計20年間に延長したと発表しました。追加10年間による契約収入は約52億ドルを見込み、Barber Lake全体の契約収入は従来の約38億ドルから90億ドル超へ拡大します。
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米データセンター開発・運営大手のCipher Digital(サイファー・デジタル)は9月25日、前日24日にテキサス州Colorado Cityで手掛ける大型AIデータセンター「Barber Lake」プロジェクトにおいて、施設の通算契約期間を20年へと延長する合意および拘束力のあるコミットメントを締結したと発表しました。
今回の枠組みでは、Fluidstackとの間で締結している既存の10年間のリース契約終了後に向け、新たに大手AIラボがさらに10年間施設を利用するコミットメントを確保しました。同社によると、この追加10年間によって見込まれる契約収入は約52億ドルとなります。これにより、Barber Lakeの契約収入は従来の約38億ドルから90億ドル超へ拡大する見通しとなりました。なお、この90億ドル超という数値は20年間にわたる累計契約収入(total contracted revenue)であり、現時点での単年度売上高や即時一括で計上される受注額を指すものではありません。
後半10年間の施設利用を確約した相手先について、同社は「大手AIラボ(leading AI lab)」と説明するにとどめており、具体的な企業名は公表していません。CipherはBarber Lakeを長期利用を前提とした重要なインフラ資産と位置づけており、今回の契約は大規模計算能力に対する需要の持続性を示すものとしています。
施設構築と運用のスケジュールに関しては、テナント側の要件変更や最適化対応に伴い、データホール単位での段階的な引き渡しが進められます。同社は各データホールについて、2026年第4四半期から2027年第1四半期にかけて順次引き渡す予定としています。賃料の発生はデータホールの引き渡し完了に応じて開始されるため、最初の賃料収入の計上は2026年第4四半期からとなる見通しです。
建設コストの分担についても具体的な合意内容が開示されています。契約変更やテナント要件の変化に伴うコストについては、Barber Lakeの当初予算額を超える費用のうち、最初の3億5930万ドルをCipherが負担します。それを上回る費用については、テナントが50%を20年間にわたる追加賃料としてCipherへ払い戻す枠組みです。
Barber Lakeでは2026年第4四半期から2027年第1四半期にかけてデータホールを順次引き渡し、引き渡しに応じて賃料が発生する予定です。既存契約と後半10年間のコミットメントを合わせて契約期間を20年とする今回の枠組みにより、施設の契約収入は90億ドル超へ拡大する見通しです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













