日産と三菱の軽自動車事業の合弁会社、「NMKV」が事業概要を発表

2011年06月21日 11:00

 日産自動車と三菱自動車工業の日本市場における軽自動車事業に関わる合弁会社「株式会社NMKV」が20日、事業概要を発表した。

 NMKVは、日産自と三菱自が2010年12月に合意した事業協力関係の拡大プロジェクトの一環として設立された。今回の発表によると、同社は6月1日付で設立されており、同日より約35名の人員体制で事業を開始。本社は東京都港区高輪に所在する。事業内容は、日産自と三菱自の日本市場における将来の軽自動車の商品企画とエンジニアリングで、それぞれが持つ商品企画の強みを生かし、提案力に優れた商品を企画していく。また、車両の設計・開発、部品調達などの領域についても両社の強みを融合し、競争力のある商品を市場に投入していく予定だという。

 NMKVの軽自動車開発を通じて、日産自は商品企画やデザイン面でより同社のカラーを反映した商品を開発し、三菱自は、日産自の購買力活用などによる規模のメリットを生かした競争力の高い商品をラインナップに加えることを目指す。