生活保護受給者197万人、前年比1.0%減 申請は2カ月連続増、高齢単身が過半

2026年10月07日 15:47

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厚生労働省が発表した2026年7月分の被保護者調査では、生活保護の被保護実人員が196万9,655人と前年同月比1.0%減少する一方、申請件数は0.6%増の2万5,236件となった。厚生労働省(画像は資料写真)

今回のニュースのポイント

厚生労働省が10月7日に発表した7月分の被保護者調査(概数)によると、生活保護の被保護実人員は196万9,655人となり、前年同月比1.0%減少しました。一方、新たな保護の入口となる申請件数は2万5,236件と前年同月比0.6%増加し、2カ月連続で前年同月を上回りました。被保護世帯の中身を見ると、世帯類型別の総数(保護停止中を除く)では高齢者世帯が全体の55.2%を占め、その中でも高齢者の単身世帯だけで全体の51.6%と半数以上を占めています。

本文
 厚生労働省が10月7日に発表した「被保護者調査(令和8年7月分概数)」によると、生活保護を受けている被保護実人員(保護停止中を含む)は196万9,655人となり、前年同月から2万438人(1.0%)減少しました。総人口に対する被保護実人員の割合を示す保護率は1.60%となり、前年同月の1.61%から0.01ポイント低下しました。

 一方、生活保護の新規の申請件数は2万5,236件となり、前年同月比で151件(0.6%)増加しました。前月(6月)の0.3%増に続いて2カ月連続で前年同月の水準を上回った形です。ただし、実際に保護を開始した保護開始世帯数は2万170世帯にとどまり、前年同月比で522世帯(2.5%)減少しました。同月の保護廃止世帯数は1万9,500世帯(前年同月比1.5%増)となっています。

 被保護実世帯数(保護停止中を含む)は全体で164万4,102世帯となり、前年同月比で3,516世帯(0.2%)減少しました。一方、保護停止中を除く世帯類型別の総数は163万5,284世帯(前年同月比0.2%減)となっており、その内訳を見ると、高齢者世帯が全体の半数を超えています。

 世帯類型別の総数のうち、高齢者世帯は90万3,116世帯で、全体の55.2%に達しています。さらに高齢者世帯の内訳を見ると、単身世帯が84万4,423世帯となり、世帯類型別総数の51.6%と半数以上を占めています。2人以上の高齢者世帯は5万8,693世帯で全体の3.6%にとどまります。前年同月比では、高齢者世帯全体が1,612世帯(0.2%)減となる一方、単身世帯に限ると801世帯(0.1%)増加しています。

 高齢者世帯以外の動向を見ると、母子世帯は5万4,892世帯(全体の3.4%)で前年同月比3,806世帯(6.5%)減少しました。一方で、障害者世帯および傷病者世帯の合計は41万8,114世帯(全体の25.6%)となり、前年同月比で4,157世帯(1.0%)増加しています。このうち障害者世帯は23万7,057世帯と、前年同月の23万855世帯から増加傾向を見せています。「その他の世帯」は25万9,162世帯(15.8%)で0.7%減少しました。

 生活保護をめぐっては、受給者総数や受給世帯数が前年同月を下回る状態が続く一方、7月の申請件数は2カ月連続で前年を上回る動きを見せました。また、保護を受ける世帯の構成では高齢者世帯が55.2%を占め、なかでも単身世帯だけで世帯類型別総数の51.6%に達しています。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)