枝野官房長官 22日に岩手県入り

2011年05月19日 11:00

 枝野幸男官房長官は22日に東日本大震災の復旧状況を把握するため、日帰りの日程で岩手県久慈市、野田村、田野畑村、普代村、宮古市などを視察するとともに、岩手県庁などを訪ね、地元の意向を伺う。

 岩手県災害対策本部によると、岩手県内では陸前高田市、大船渡市、釜石市、久慈市、宮古市、大槌町、山田町、岩泉町、田野畑村、野田村の10市町村沿岸で4445人が死亡し、2988人が17日午後5時現在、行方不明になっている。また、倒壊した家屋は全半壊しているのが確認されているだけでも1万9764棟にのぼっている。

 また、避難生活を余儀なくされている人も34市町村で3万6494人(5月10日午後5時現在、岩手県災害対策本部情報)に及んでいる。岩手県では避難生活者のための応急仮設住宅の必要数を1万4000戸と設定し、7月上旬には全戸数の完成を目指して建設を進めている。(編集担当:福角忠夫)