スマホと情報を交換しながら走る次世代電動アシスト自転車、ヤマハから

2013年12月01日 13:07

YPJ-01

ヤマハ「YPJ-01」電動アシスト自転車。全長×全高×全幅1700×1050×430mm。搭載モーターは250W仕様。駆動電池はリチウムイオン型。機械式ランニングギアは前2×後11段の外装22段変速式。

 第43回東京モーターショー(TMS)で、ヤマハ発動機のブースに小さな4輪車があったことがニュースになった。しかし、この4輪車分野への進出は、今年夏の会見で明らかにされ、今回の「TMSで何とかプロトタイプを見せたい」と意気込みを語っていた、業界では織り込み済みのニュースだ。

 ヤマハは以前から「Smart Power」の開発に注力してきた企業だ。Smart Power などという語彙さえなかった20年前、1993年にまさにSmart Powerを使った電動アシスト自転車「PAS」を発売したのだ。当初は「モーターが大きい、バッテリーが重くて航続距離も短い」などの問題もあったが、「乗ってみると驚く走行性能の高さ」から、同業他社のホンダ、電機メーカーのパナソニック(旧サンヨー)などの参入が相次いだ。しかしながら、コンセプターであるヤマハの優位は揺るがず、シェアトップを維持している。さらに、PASの構造機能を活かした「電動アシスト車いす」の分野でも世界シェアナンバーワンとなっている。

 そのヤマハブースで非常に気になる1台の試作車を見つけた。電動アシスト自転車の最新プロトタイプ車、写真の「YPJ-01」である。世界初の電動アシスト自転車「PAS」誕生から20年、ヤマハが次の20年を見据えた電動アシスト・スポーツだ。

 ヤマハの資料では「スタイリッシュ、エコロジー、ヘルシー、そしてエンジョイ」をキーワードにハードとソフトの両面から新たに開発したモデルだという。レーサースポーツ様の美しいフレームにヤマハで最小・最軽量のドライブユニットとバッテリーを組み合わせて搭載。一見しただけでは、電動アシスト自転車とは気づかないほど、電動系メカは小さく控え目だ。メカニカルギアは22段、駆動用チェーンは美しいゴールド仕上げだ。

 加えて、ハンドル中央に専用アプリケーションをインストールしたスマートフォンを設置して「YPJ-01」に繋ぐことで、走行距離やバッテリー残量などの車体情報のほか、現在速度などを表示するサービス機能が提供できる。

 もしかすると、脈拍センサーを付けて、スポーツジムのエアロバイクの様な心拍数に応じた負荷を変えるメカニズムも加えることが出来そうな予感。個人的にはフレームはクロスバイク系がいい(笑)。(編集担当:吉田恒)