最近では、スマートフォン向けの様々なサービスやアプリケーションなどが目白押しである。まさに、スマホさえあれば何でもできてしまう時代になった。今回も、沖縄でスマホの利用範囲をさらに拡大する実験が始まった。
株式会社博報堂DYメディアパートナーズと株式会社アドスタッフ博報堂は31日、国内で初めて地域のテレビ・新聞・ラジオ・雑誌などのメディアが発信する情報を、一つのプラットフォーム上で紹介するスマートフォン向けアプリ 「地域情報プラットフォームアプリ」の実証実験を開始したと発表した。実験第一弾として、2014年3月17日より沖縄県内に本社を置く8社のメディアと連携して行う「おきコレ(仮称)」を開始した。
このアプリでは、地域において発信されているニュースやグルメ情報、ショッピング、観光など、様々な情報をまとめて入手できる。これにより、ユーザーは地元メディアが日々発信している、身近な暮らしなどに関連する情報を広範囲に、そして容易に収集することが可能。
また、アプリユーザーの属性や利用者の生活データを分析・活用することにより、企業・団体などがそれぞれの地域に適したコミュニケーションを企画、実施することが可能となる。
「おきコレ」とは、“沖縄のコレだけは押さえる”“沖縄のコレだけは知っておきたい”という意味で名付けたという。沖縄地区の媒体社とコンテンツ提供の方法などの実証実験を行いながら、サービス提供開始を目指す。
琉球放送、琉球朝日放送、沖縄テレビ放送、琉球放送、ラジオ沖縄、FM 沖縄、琉球新報、沖縄タイムスというテレビ・ラジオ・新聞の異なる複数のメディアが、ニュースや暮らし情報、バラエティコンテンツなどを「おきコレ」の中に随時提供する方法を検証。サービス提供時に、ユーザーは自分の居住する区域、出張・旅行などで出向いた地域において、地域に根ざした情報を、簡単に収集することができる。
今後は「地域情報プラットフォームアプリ」の、他エリアへの展開も目指す方針だ。スマホの進化は留まるところを知らない。(編集担当:慶尾六郎)