今週、4月第2週（4月7～11日）は5日間の取引。国内最大の経済イベントは7～8日に開かれる日銀の金融政策決定会合だろう。4月は30日にももう1回ある。9日はパソコンの買い替え特需を引き起こしていたマイクロソフトの「ウインドウズXP」と「オフィス2003」の延長サポート期間が終了する日。11日は日経平均オプションとミニ先物の「マイナーSQ（オプションSQ）」算出日で、9日は相場がよく荒れるといわれる「SQ週の水曜日」になる。
海外市場の休場は、7日が中国ではお墓参りをする5日の「清明節」の振替休日で休場。タイは「チャクリ王朝記念日」の振替休日で休場。1782年4月6日の現王朝の初代国王ラーマ1世の即位を記念する。8日はインドがヒンズー教のラーマ神の誕生日で休場。日本では「花まつり（灌仏会）」の日だが、インドでは仏教の釈迦生誕祭は5月14日で日が違う。9日はフィリピンが第二次大戦中の「バターン半島・死の行進」メモリアルの「勇者の日」で休場。ベトナムは「フンヴォン記念日」で休場。フンヴォンとは紀元前にベトナムを統一したという伝説の王で、日本で言えば神武天皇のような存在。
国内の経済指標は、7日は3月の外貨準備高、2月の景気動向指数、3月の携帯各社の契約件数、8日は2月の国際収支・経常収支、3月の景気ウォッチャー調査、10日は2月の機械受注、3月の工作機械受注速報値、東京都心部オフィス空室率、11日は3月の国内企業物価指数、マネーストックが、それぞれ発表される。
7～8日に日銀の金融政策決定会合が開催される。8日の正午前後に結果が発表され、大引け後の午後3時30分に黒田総裁が記者会見を行う。7日、5日に来日するオーストラリアのアボット首相が安倍首相と東京で日豪首脳会談を行い、席上、日豪経済連携協定（EPA）交渉も議題になる予定。9日は4月の日銀の金融経済月報が発表される。10日には景気を冷やす冷夏の原因になるエルニーニョ監視速報が発表される。11日は3月10～11日開催の日銀金融政策決定会合の議事要旨が発表される。
主要企業の決算は小売業の2月期本決算が佳境を迎え、10日で大手チェーンがほぼ揃う。7日はイズミ＜8196＞、CVSベイエリア＜2687＞、新星堂＜7415＞、シグマ光機＜7713＞、カスミ＜8196＞、UCS＜8787＞、8日はスギHD＜7649＞、ファミリーマート＜8028＞、高島屋＜8233＞、イオンモール＜8905＞、クリエイトSDHD＜3148＞、カッパクリエイトHD＜7421＞、マニー＜7730＞、ケーヨー＜8168＞、マックスバリュ東海＜8198＞、CFSコーポレーション＜8229＞、パルコ＜8251＞、イズミヤ＜8266＞、インテリックス＜8940＞、乃村工藝社＜9716＞、ミニストップ＜9946＞、9日はABCマート＜2670＞、DCMHD＜3050＞、東京個別指導学院＜4745＞、サイゼリヤ＜7581＞、くろがね工作所＜7997＞、近鉄百貨店＜8244＞、ベルク＜9974＞、10日はローソン＜2651＞、Jフロントリテイリング＜3086＞、イオン＜8267＞、久光製薬＜4530＞、オーエスジー＜6136＞、良品計画＜7453＞、ファーストリテイリング＜9983＞、丸栄＜8245＞、ヤマダ・エスバイエルホーム＜1919＞、ユニーGHD＜8270＞、日本毛織＜3201＞、明光ネットワークジャパン＜4668＞、津田駒工業＜6217＞、コジマ＜7513＞、スリーエフ＜7544＞、スター精密＜7718＞、チヨダ＜8185＞、東武ストア＜8274＞、ポケットカード＜8519＞、11日はコスモス薬品＜3349＞、サカタのタネ＜1377＞、わらべや日洋＜2918＞、ジェイアイエヌ＜3046＞、ビックカメラ＜3048＞、住江織物＜3501＞、レナウン＜3606＞、コーナン商事＜7516＞、ガリバーインターナショナル＜7599＞、マルエツ＜8178＞、島忠＜8184＞、ライフコーポレーション＜8194＞、リンガーハット＜8200＞、日本BS放送＜9414＞、歌舞伎座＜9661＞、リーバイ・ストラウス＜9836＞、吉野家HD＜9861＞、プレナス＜9945＞が、それぞれ発表する。
