手の込んだ芝居みせられている感じ 海江田代表

2014年05月16日 06:52

 民主党の海江田万里代表は安倍晋三総理が安保法制懇の報告書を踏まえ集団的自衛権行使容認について政府・与党内で検討を進める考えを表明したことを受け、「集団的自衛権の行使が限定的なものであるという保証はどこにもない」と問題提起した。

 また、安保法制懇の提言のうち集団的自衛権の行使容認を求めた部分は受け入れ、軍事力行使を含む国連の集団安全保障措置への参加を求めた部分については受け入れないとした点には「手の込んだ芝居を見せられている感じ。自分がやろうとしている集団的自衛権の行使が限定的なことである印象を強く植えようとしたのではないか」とした。

 また安保法制懇や安倍総理が集団的自衛権を行使できる場合として、わが国の安全について重大な影響を及ぼす可能性がある時を想定していることについては「そのことを判断するのは政府だから、拡大解釈される可能性もある」と歯止めがかからないとの認識を示した。(編集担当:森高龍二)