中間貯蔵 政府の地元説明会 担当課長任せ

2014年06月23日 17:37

野田佳彦前総理は東電福島第一原発事故による除染土の中間貯蔵施設建設に伴う政府による大熊町、双葉町での地元説明会が16回開かれているが「石原伸晃環境大臣も、副大臣、政務官も誰も出席したことがない。全部、担当課長任せ。被災地に寄り添う気持ちなど皆無に等しいといわざるをえない」と23日の自身のかわら版で強く、政府の対応を批判。トップが説明会で説明していく姿勢を求めた。

 また、「最後は金目でしょ」と語った石原環境大臣については「一日も早く自ら辞任すべき」とし「どうせ、次の内閣改造では留任はありえないでしょう」と綴った。

 そのうえで、野田前総理は「石原大臣が留まる限り、福島県の地元との交渉事は何も進まないでしょう。迅速に自ら判断し、別の分野で汚名挽回、(名誉挽回、汚名返上)をはかることを強く勧めます」としている。「政府と被災地との信頼感はすっかり地に墜ちてしまいました」と、環境大臣のポストに留まるべきでない理由をあげた。一方、この日、石原環境大臣は福島県大熊町を訪ね、町長ら関係者に謝罪した。(編集担当:森高龍二)