政権めざす構造まではつくる 枝野幹事長が決意

2014年09月21日 10:18

 民主党の枝野幸男幹事長は党の組織体制について党の規模に相応して「全体の人数が少ないので組織自体をシンプルにした」と語り、狙いについて「できるだけ兼務を避け、それぞれの担当をしっかりと担っていただとこと」と語った。

 そのうえで、枝野幹事長は「各委員会についても、代理は1名、副委員長についてもできるだけ絞り込んだ形で回していただきたいと各委員会にお願いしようと思っている」と述べた。

 また、男女共同参画委員会について「代表直下の本部に格上げし、本部長に副代表の神本美恵子参院議員を任命した」旨語った。

 枝野幹事長は記者団の質問に「現在の民主党に繋がる最初の4党合併のときの各党政策すりあわせの際の3党の責任者が川端達夫国対委員長、岡田克也代表代行と私だった。この3人が執行部で一緒に仕事をさせていただくのは結党の思いに立ち返ることではないかと思っている。野党にとって次の選挙だけで政権を取り戻すのは簡単ではないが、少しでも多く仲間を国会に戻し、政権を目指す構造まではつくっていかなければならない」と決意を示した。

 また支持率アップには「地元をたくさん回ることだ」とし「国会議員、候補予定者、地方議員、地方議員候補予定者ひとりひとりが小さな集会などを回ることで地道に理解をいただいていく、そのことが王道だと思っている。それをしやすくするのが党本部の役割で、そのサポートに力を注ぐ」と述べた。(編集担当:森高龍二)