総選挙は今後の政治の方向決める 菅官房長官

2014年12月03日 07:55

 第47回衆議院議員選挙が2日公示され、14日の投開票に向けて各政党が政策を示し、支持を訴える選挙戦がスタートした。安倍晋三総理は衆院選は政権選択の選挙と何度も口にした。圧倒的多数の議席を占めていた政権与党(自公)に野党がどこまで巻き返しを図れるのか、安保法制や原発再稼働、労働法制の見直しなど、今後の通常国会に大きな影響を持つ選挙だけに、その結果が注目される。それだけに、有権者がひとりでも多く投票することも求められている。

 菅義偉官房長官は選挙公示にあわせて、選挙の意義と選挙権の行使、あわせて、公務員に対しては全体の奉仕者として法定遵守の行動をとるよう要請する談話を発表した。

 菅官房長官は談話で「政府は、我が国議会制民主政治の健全な発展のため、今回の総選挙が終始、公正かつ円滑に行われることを強く期待する」としたうえで「有権者におかれては総選挙によって示される国民の意思が今後の政治の方向を決めるものであることを深く認識され、選挙権を行使されるよう希望する」とした。

 また「公務員は全体の奉仕者として法の定めるところを遵守し、特定の政党又は特定の候補者を支持し、あるいは特定の候補に反対するなどの目的を持って政治的な行為を行うことのないよう、厳に留意してください」と注意を促した。(編集担当:森高龍二)