岸田文雄外務大臣は6日、戦後70年にあたり、特に取り組みたい外交課題は何かと記者団に問われ、「近隣諸国との関係推進」「グローバルな課題への取り組み」「戦略的な対外発信」を重点3項目にあげた。
岸田外務大臣は、特に「グローバルな課題への取り組みは戦後70年の大きな節目を迎えて、国際社会において日本がしっかりとした貢献を行い、平和国家としての歩みをしっかり示す上で重要だ」とした。
岸田外務大臣は「軍縮、核不拡散あるいは気候変動、あるいはポスト2015年開発目標など、さらには国連世界防災会議等。こうした課題にしっかり取り組み、日本の貢献を国際社会に示していくことが特に重要になってくる」とした。
また、戦後70年の安倍総理の談話については「総理自身が述べられた通りと考えている。歴史認識も歴代内閣の立場を全体として引き継いでいくということを明言された。これまで70年間にわたって日本が平和国家として国際社会にしっかりと貢献してきた。そしてこれからに向けて日本も国際社会に対してどんな貢献を果たすことが出来るのか、こういったことを書き込んでいきたいというような趣旨を総理は述べられたと記憶しておりますが、そういった談話が発せられるものであると承知している」と国際社会への貢献を発信するものになるとした。(編集担当:森高龍二)