自民党の谷垣禎一幹事長は安保法制の与野党議論について、「実質的には（党首討論の日が）キックオフになるのかもしれません」と５月２０日に予定されている党首討論で安保法制の論点について突っ込んだ議論が始まるとの見方を示した。
谷垣幹事長は「今までの党首討論を見ていると、どちらかというと総理側が何か問題提起をされるというよりも野党の党首から問題提起があって、総理が反論されるという形が多い。しかし、この日程感からみると、野党からも何かこの問題についての考えの開陳があり得るだろうと思う」とし、野党側の考えも提起され、安保法制の実質議論がこの日からはじまるのではとした。
また、５月７日に第２回憲法審査会が開かれることを受け、憲法審査会での議論の進め方について記者団に考えを問われ、谷垣幹事長は「数の論理でなく、各党各会派に平等に発言機会を与え、丁寧に運用してきた。やはりその基本的な姿勢は間違っていないと思うし、今後ともそういうことでやっていかれるのが正しいのではないか」と語った。（編集担当：森高龍二）
