【今週の振り返り】-1721円で底打ち+1422円=-299円の週

2015年08月29日 20:32

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「動乱の8月」は終わらない。10分程度で100円を超える上げ下げが頻発。1087円上げて1029円下げた日もあり、6日続落で下げ止まった後、3日続伸。

 韓国と北朝鮮の軍事衝突は板門店での高官協議で回避され地政学的リスク低下。好材料になるか? 日経平均は369円安の18171円で始まる。TOPIXは-30ポイントでスタート。前日まで大マドを連続で空けていたが、この日は格子(下ヒゲ)つきの小窓。PERは14台まで下がり、オシレーター系指標は「売られすぎ」のオンパレード。しかし午前9時10分すぎには2月17日以来の18000円割れを喫し、17900円、17800円を割り込んで一直線に下げていく。9時20分の793円安の17747円でようやく下げ止まり、反転して9時44分には18000円台を回復した。為替が円安方向で、10時台に入ると18100円、18200円、18300円を突破して10時9分に18312円をつけて49分で500円以上戻し、下げ幅圧縮は順調と思いきや、そこで乱高下。麻生財務大臣は「補正予算は今のところ考えていない」とコメントしていた。上海市場はこの日も5%を超えるマイナスで始まる。プレマーケットの段階から日経平均は下落し18000円台も守りきれない。連日、「CMEにさや寄せし売り物をさばいた後で反発する勢いが上海の安寄りでそがれる」というパターンを繰り返す。しかしその後は上海の下げ渋りのペース以上に日経平均は上昇ピッチを早め、11時までにプラスに転換し18600円台に戻す。TOPIXもプラスに転じる。ドル円は120円台まで円安が進行し、11時台はさらに上昇し11時22分に18835円をつける。前場の2時間2分だけで前週の週間下落幅1083円を上回る1087円高とは驚異的。前引けは204円高の18744円だった。

 上海市場はやや下げて午前の取引を終えた。後場の日経平均は18600円そこそこまで下げて再開するが、それでもプラス圏。1時30分頃まではおおむねプラスを保っていたが、2時までに18300円を割り込むところまで下げ、18500円台まで戻す。しかし為替のドル円は120円台を割り込んで円高方向。上海市場が再開した2時台の日経平均は、3000ポイント割れまで進んだ上海の下落、119円台も割り込むような円高進行を受けて下落、下落、また下落で18000円台も守れず、結局733円安の17806円で6日続落した。日中値幅は1087円上げて1029円下げる先物主導のメガ級「いってこい」相場。TOPIXは48ポイント下落。日経平均先物日中取引は安値引け。大乱高下の元凶、上海総合指数は結局7.63%下落して終了した。

 日経平均終値は733.98円安の17806.70円、TOPIX終値は-48.22の1432.65。売買高は47億株、売買代金は4兆9240億円で、連日の「日本株売りつくしフェスタ」大盛況。値上がり銘柄数は116、値下がり銘柄数は1751。プラスの業種は空運1業種のみ。32業種がマイナスで、その下位は倉庫、非鉄金属、鉄鋼、陸運、卸売、海運、水産・農林、ゴム製品などだった。

 26日の日経平均は7営業日ぶりの反発。NYダウは204ドル安で6日続落。前日の上海市場の7.63%下落で市場関係者(政府要人?)からのプレッシャーがきついのか中国人民銀行がついに動き、26日から預金・貸出の基準金利を0.25%、預金準備率を9月6日から0.5%、それぞれ引き下げると発表した。それを好感しヨーロッパ市場は大幅反発。原油先物価格も反発しNYダウは高く始まり一時は+350ドルを超えたが、最後までもたず終盤でマイナスに落ちて元の木阿弥。CB消費者信頼感指数は堅調。7月の新築住宅販売件数は市場予測を下回り、6月のケース・シラー住宅価格指数も前月比で0.1%下落したが、それでも高水準で住宅市場の改善が確認された。金先物価格は続落。米長期金利は一時2.1%台をつけ、ドル円はロンドン時間で一時120円台までドル高円安が進むが26日朝方は119円近辺で、ユーロ円は136円台後半。CME先物清算値は17750円だった。

 7月の企業向けサービス価格指数は+0.6%で市場予測の+0.4%を上回った。日経平均は87円高の17894円で始まり、TOPIXもプラス。しかし序盤は乱高下。17900円台に乗せたかと思えば午前9時15分に17714円まで下げ、9時36分に17999円まで上昇したかと思えば一時17900円を割る。中国株の行方をめぐって思惑が交錯。その上海市場はプラスで始まりながらストンとマイナスに落ち、中国人民銀行の追加緩和もたった5分限り有効。日経平均は10時33分に18000円を突破し18040円まで上がりながら、アッと言う間にマイナスまで急落する乱高下パート2。上海がプラスに戻すと鋭角V字回復でプラスに戻り17900円台に上昇し、東京市場の値動きは完全に上海の顔色をうかがう。まるで朝貢国で聖徳太子が見たら大いに嘆きそう。上海はプラスになったりマイナスになったりで日経平均は18000円台に戻れそうで戻れず、11時台に上海が下げ幅を拡大すると17900円を割り込む。それでもプラス圏は維持して前引けは70円高の17877円だった。

 上海は午前中の取引を0.8%の小幅高で終え、後場の日経平均は18000円台に乗せて再開。時々18000円を割り込むが上下70円ぐらいの変動幅で、前場に比べればはるかに安定。安倍首相がオバマ大統領と電話会談しG7で協調して世界同時株安対策をとることを確認したニュースが流れた。1時台後半には高値を更新しながら上昇し18100円、18200円、18300円を次々突破する。これが待ち望んだカラ売りのショートカバー「踏み上げ」か? しかし1時48分の18316円で折り返し18200円台で上海再開の2時を迎える。その上海はこの日は鬼ではなく仏で、上げ幅を拡大して3%超え。日経平均は18400円も突破し、上海の上げ幅が約4%のピークに達した2時21分には18442円の高値をつける。終盤は18400円にタッチするか、しないかという水準で推移し、このところ連日続いた「後場大崩れ」もなし。終値は今年最大の570円高の18376円で7日ぶりに反発し、やっとトンネルを抜けた。TOPIXも46ポイントの上昇。しかし上海総合指数は終盤マイナスに落ちて-1.27%で5日続落し連日の年初来安値更新なので、安心するのはまだ早い。