民主党の岡田克也代表は5日の記者会見で、夫婦別姓を認めないとする規定や女性の場合、離婚後6か月は再婚できないとしている民法の規定について、違憲性が争われている問題で「次期国会で前向きな立法ができることを期待したい」と見直しへ前向きな議論を政府・与党に求めた。
岡田代表は「わが党としてはすでに選択的夫婦別姓の導入や再婚禁止期間の短縮について議員立法を提出している。」としたうえで「最高裁の判決内容もわれわれの考え方と同じような結果になることを期待する。いずれにしても次の通常国会でこれらの問題が大きなテーマとして取り上げられ、前向きな立法ができることを期待したい」と語った。
岡田代表は「わが国では結婚すれば一つの姓になるという慣例・慣行があり、法律上もそのことを認めてきたが、原点に立ち返れば、生まれた時から一つの姓で生きてきて、結婚すれば姓を変えなければならないというのは一方的考え方で、自由な選択肢があってしかるべき」とした。(編集担当:森高龍二)