上海は1%を超えるマイナスで午前の取引を終える。後場の日経平均はほぼ前引け水準で再開した後は19500円台前半の水準で推移し、-150円を超えるマイナス圏だが底堅い。SQ値算出を通過して動きは小さくなる。午後1時を回ると19550円を超え、1時21分に19587円まで上昇する。1時30分に国内経済指標の発表。9月の第三次産業活動指数は前月比-0.4%で+0.1%の市場予測より悪い。業種では金融、保険が悪かった。鉱工業生産指数確報値は前月比+1.1%で速報値より0.1ポイント高い。稼働率指数は1.5%上昇。1時台後半の日経平均は19500円台後半で膠着し、「利益確定売りの金曜日」でもあり上値は重い。2時に再開した上海市場はマイナスであまり値動きせず。今週納めの2時台の日経平均は高値を取って19600円に接近し、終盤の2時56分には19601円まで上昇する。終値は100円安の19596円で8日ぶりに反落し奇跡は起きなかったが、始値から101円も上げて7日連続でローソク足は白(陽線)になり来週の2万円回復に望みをつなぐ。TOPIXは1585で底堅く終えた。上海総合指数は1.16%安で今週を締めくくった。
日経平均終値は100.86円安の19596.91円、TOPIX終値は-7.74の1585.83。売買高は22億株、売買代金は2兆4684億円。値上がり銘柄数は639、値下がり銘柄数は1147。水産・農林、食料品、その他製品、小売、建設、精密機器、空運、銀行の8業種が上昇し、下から電気・ガス、海運、鉱業、倉庫、石油・石炭、パルプ・紙など25業種が下落した。
今週の星取は4勝1敗。前週末6日終値19265.60円から331円上昇して、12日まで今年2回目の7日続伸を記録した今週の取引を終えた。プラスの週が4週続いている。(編集担当:寺尾淳)