携帯端末分割での滞納に注意をと政府呼びかけ

2013年01月28日 18:39

政府はスマートフォンの普及に伴い、若者を中心に携帯電話代の滞納が急増しているとして、28日から携帯端末購入時の分割払いの滞納にならないよう注意を呼びかけている。将来、クレジット契約やローンの審査が通らない事態も予想されるため、警鐘を鳴らしているもの。

 携帯端末購入での分割払い契約をしている場合、月々の通信料以外に形態電話端末代金の分割支払い金が含まれているため、支払いが3ヶ月以上滞ると滞納情報が指定信用情報機関に記録されてしまい、全ての支払いが終わった後でも5年間は指定信用情報機関のデータベースに登録されたまま残ってしまう。このため滞納情報があるとクレジットカードや各種ローンを新たに申し込んだときに審査が通らなくなるなどの悪影響を及ぼすおそれがあるとして注意喚起している。

 政府が呼びかけとともに示している指定信用情報機関(株式会社CIC)の資料によると、昨年12月現在での携帯電話クレジット契約件数(累積)は6万5625件で、このうち2048件が滞納になっている。(編集担当:森高龍二)