ダットサン、インド初のアーバンクロスである新型「redi-GO」を公開

2016年04月18日 16:58

Nissan_redi-GO

ルノー日産アライアンスのコモン・モジュール・ファミリー(CMF-A)プラットフォームをベースし、燃費の良い800cc新型3気筒エンジンに5速マニュアルトランスミッション(5MT)を組み合わせた「redi-GO」

 日産自動車は14日、インドでダットサンブランド待望の3車種目として、アーバンクロスオーバー車の「redi-GO」を公開した。

 大きな特徴は以下の4つ。「コンパクトクロスオーバーSUVとハッチバック(HB)を組み合わせ、両車のメリットを併せ持つこと」「斬新で魅力的、現代的なスタイリングが若い世代のユーザーにアピールすること」「新しいプラットフォームが優れたパフォーマンスとハンドリングを実現したこと」「効率的な新型800ccエンジンと5速マニュアルトランスミッションを組み合わせたこと」だ。

 新たなダットサンブランドは、インド市場への参入から2年、将来への一歩を踏み出す準備のできた向上心のある若い顧客に向け、まったく新しいカテゴリーのクルマを投入してラインアップを拡大する。インドの前向きな若者達は、達成すべき目標を持っており、楽しさと自由に重きを置いて行動する。また、成功とチャンスに向け自信を持って前進するという。ダットサン「redi-GO」は、これらのキーバリューのシンボルとなるクルマだという。

 新型「redi-GO」は、コンパクトなクロスオーバーモデルとしてアーバンハッチバックモデルが持っている利便性と融合したアーバンクロス。クロスオーバー車の広々とした室内空間、185mmのクラス最高の地上高、純粋な楽しさを兼ね備え、それらが、コンパクトハッチバックのキビキビとした走り、手頃な価格、高い燃費性能と一体化した「redi-GO」は、その名にふさわしく、行きたい場所にどこにでも行く準備が万端の(ready to go)、俊敏で快活なクルマだ。

 ダットサンブランドのグローバル責任者であるヴァンサン・コベは、「似たようなハッチバック車があふれているなか、ダットサン“redi-GO”は、個性的な外観によって、ひときわ目立つ存在だ」と述べる。

 確かに斬新なスタイリングの「redi-GO」は、日本のデザイナーチームが作り上げた。魅力的なキャラクターライン、特徴的なDカットグリル、ヘッドランプ、テールランプが融合し、力強さと洗練さが融合しているように映る。

 ハイトのあるボディは、広々とした明るいインテリアと、高いドライビングポジションが実現した。クラス最高の視認性と高いアイポイントにより、ドライバーは道路状況を確認しやすく、自信を持って運転できる。

 「redi-GO」は、ルノー日産アライアンスの汎用性の高いコモン・モジュール・ファミリー(CMF-A)プラットフォームをベースとする。燃費の良い800cc新型3気筒エンジンに5速マニュアルトランスミッション(5MT)を組み合わせることで、力強い運動性能と好燃費性能が実現した。また、新しいサスペンションシステムは、ハンドリング、乗り心地、操縦安定性能の調和をもたらしているという。

日産のインド事業統括責任者のギヨーム・シカールは、「インドにおけるダットサンの成長戦略は、今後も、現地での設計、開発、生産に取り組んでゆくことだ。この取り組みを目に見える形で表現したダットサン“redi-GO”は、クラス最高レベルの機能を提供。従来のコンパクトハッチバックセグメントに、楽しく、自由で、自信に満ちたアイデアをもたらすモデルだ」と述べたという。(編集担当:吉田恒)