民進党の岡田克也代表は1日の記者会見で、2017年度の予算概算要求について一般会計総額が101兆円台と100兆円を3年連続で超えたことなど、「非常に膨張型の予算要求になっている」と指摘した。
そして「補正予算を用意しながら、さらに来年度予算を膨らませるというのでは財政健全化は一体どうなってしまうのか、心配するのは私だけではないと思う」とプライマリーバランスとの関係で懸念を示した。
岡田代表は「政府は、2020年プライマリーバランス黒字化という旗は降ろしていないということだが、そのためのしっかりとした努力がどこまでなされているのか、非常に心配している」とも語った。
岡田代表は「大事なのは選択と集中」とし「付けるべきところはしっかり付けていかなければいけないが、従来の予算に切り込むことも同時に行っていかなければ、増えるばかり」と提起した。今後の政府内の査定作業の結果が注視される。(編集担当:森高龍二)