民進党の蓮舫代表は２３日夕の記者会見で、学校法人森友学園への安倍晋三総理から、昭恵夫人を通しての１００万円の寄付の有無を巡り、寄付を頂いたとする学園の籠池泰典理事長の証人喚問での証言と昭恵夫人が寄付の事実はないとしていることに、真実を明らかにするためにも「昭恵夫人にも証人喚問が必要」と訴えた。
安倍総理や昭恵夫人と籠池理事長との親密性を裏付ける重要な材料で、関係性の深さの立証は、国有地払い下げや小学校開設認可への動きに政治的な力が働いたか、行政側に、いわゆる『忖度（忖度）』させる何かが働いた可能性を見るうえでも大きな材料となる。
蓮舫代表は「籠池証人は『昭恵夫人に電話をして留守番電話に入れて、その結果が総理夫人付きの秘書から電話とファクスで来たと確認している』という。（夫人付の女性からのファクスに（１）工事費の立て替え払いを予算化する（２）昭恵夫人にもすでに報告させていただいているとの記述があり）総理夫人が介在して予算措置化を動かしたのではないか、口利き、あっせんの恐れが今日の籠池理事長への証人喚問で浮かび上がった」と提起した。
そのうえで、蓮舫代表は「本日の籠池証人の話は一方的過ぎるので、双方向に確認させていただく意味でも、昭恵夫人に国会に同じ条件で『証人喚問』でお越しいただいて、話していただくことを政府に要求していく」と語った。うその証言は偽証罪に問われる条件の下での証言が必要だと訴えた。昭恵夫人は自らの主張が事実だと証明するうえで、証人喚問で当然、証言すべきだろう。対応が注視される。（編集担当：森高龍二）
