森友問題で政府と総理夫人は疑惑に答えよと共産

2017年05月08日 16:02

 日本共産党は7日の機関紙赤旗で学校法人森友学園に払い下げられた国有地を巡り、安倍晋三総理の昭恵夫人の名前が頻繁に登場するなか「3月の籠池泰典前学園理事長の証人喚問後も首相官邸や自民、公明の与党は説明責任を果たしていない」とし「安倍首相は、私や妻の昭恵氏がかかわっていれば『首相も国会議員もやめる』と言ったが、昭恵氏自身の証人喚問を受け入れることを含め、疑惑を直ちに明らかにし、責任を明確にすべき」と国有地払い下げを巡る『特例』疑惑に『昭恵夫人はこたえよ』と主張した。

 主張では「籠池氏は昭恵氏に『適時報告』、電話だけでも20回以上も相談したと主張している。籠池氏の妻からの電話やメールも多数に上る。これほど頻繁に相談に乗り、首相夫人付職員が財務省に問い合わせまでしておいて、昭恵氏が知らなかったは通用しない」と指摘している。

 籠池前理事長は小学校開設で真っ先に相談した相手に昭恵夫人の名をあげ、財務省との土地取引を巡る交渉経緯の中で「神風が吹いた」との表現も用いるなど、不可解な部分が多く、政府側の説明では、今も解明されないままになっている。(編集担当:森高龍二)