ベビカムの調査によると、赤ちゃんが好きな食材は「かぼちゃ」や「さつまいも」など。一方、嫌いなものは「肉」「魚」など。甘くて柔らかいものが食べやすいのが人気で、噛み切れないものが苦手だという傾向がある。
赤ちゃんもグルメ。離乳食も好き嫌いが別れるものだ。ベビカムは自社で運営する妊娠・出産・育児サイト『ベビカム』において、育児中の親695人に対して、離乳食についての調査を行なった。離乳食の開始時期や、好き嫌いの傾向、離乳食に関する親たちの工夫などが明らかになった。
離乳食を開始するのは生後5ヶ月が最も多く、52.9%、生後6ヶ月が34.7%で、合計すると8割となり、だいたい赤ちゃんは5~6ヶ月で離乳食デビューとなる。
赤ちゃんに最も人気がある離乳食の食材は「かぼちゃ」で110人が回答。柔らかくて食べやすく、甘みもあってスイーツのような感覚で食べられるのが人気のようだ。2位は「さつまいも」で79人、3位は「にんじん」で78人という結果になった。いずれも煮込めば柔らかくなり、甘みがあって食べやすいのが理由だろう。
一方、苦手なものの1位は「肉」で41人が回答した。噛み切りにくかったり、飲み込むタイミングがわかりにくかったりして食べにくいのが原因だと思われる。2位は「魚」で22人が回答した。肉よりはやわらかくて食べやすいが、特有の臭いが原因かもしれない。3位は「ご飯・おかゆ」で20人が回答した。
離乳食についての悩みを聞いたところ、「メニューがワンパターンになってしまう」と回答した親が45.5%、「栄養のバランスが心配」が37.5%、「離乳食の準備、調理が大変」が36.5%という結果になり、赤ちゃんが飽きないように、かつバランスを考えて準備している親の苦労が垣間見える結果となった。
「離乳食は1週間分作り置きにして冷凍保存する」「野菜は大人用の料理の下ごしらえと同時に行い、味付け前に取り分ける」「お米を炊飯器で炊く際、アルミホイルで包んだ離乳食に使うための野菜を一緒に入れて炊く」など、冷凍保存したり、大人の食事と同時に調理したりするなど、負担を減らそうと親がそれぞれ工夫している。
また、「ジャガイモをおやきにして野菜やひじきやチーズなどを入れて食べさせた」「圧力鍋でいろいろな肉や野菜を一緒に調理して、やわらかく仕上げる」など、子どもが食べてくれないときの工夫も寄せられた。
多くの親が悩む離乳食。人気があるかぼちゃに肉を混ぜるなど、工夫して与えることで、栄養のバランスを保ちたいものだ。(編集担当:久保田雄城)