希望の党から公認を受けていた原口一博元総務大臣は、7日、無所属で出馬するとフェイスブックなどで表明した。希望の党の政策に「新自由主義、新保守主義では無いか?」と疑問符をつけ「党綱領に沿っているのか?」とも疑問を投げた。
原口元総務大臣は「全国の仲間に」と発信した中で「事前審査が終わりこれから引き返せば後は公示日当日の1発審査だけ。そこで書類の不備があれば立候補さえ受け付けてもらえない」と日程の厳しさをあげ「素晴らしい支援者の皆様、家族、心あるスタッフ、乏しい資金でやりくりしてきた仲間も限界では無いか?今から書類を無所属なり、立憲民主党に書き換えてなんて言えないだろう。それに自分がそうすれば横にいる仲間は終わってしまう」と苦しい胸の内を綴った。
そのうえで「しかし、主役は僕たちではない。国民だ。この理不尽な政治を終わらせてほしいと考えておられる国民だ」と国民が選択するものであることを自らにも呼びかけるように綴っている。
原口元総務大臣は「僕は3年前に死線を彷徨った直後の選挙を小選挙区で勝たせて頂いた。もうこれ以上、妥協して当選しても何の恩返しにもなりません。無所属で立つ事を決断しました。立憲民主党の仲間とも話し合います。どうか勝ち残ってください」と多くの仲間にエールを贈っている。原口元総務大臣は佐賀一区からの出馬。自民党前職の岩田和親氏、共産新人の上村泰稔氏、幸福実現党の中島徹氏の出馬が予定されている。(編集担当:森高龍二)