日本経済団体連合会と東京経営者協会が共同で実施した今春卒業した新規学卒者初任給調査の結果、４８５社（うち７７．５％が従業員５００人以上）から回答があり、大卒事務系で２１万２８７３円。技術系で２１万２７７４円。高卒事務系で１６万６８４６円、技術系で１６万７６９０円、現業系で１６万７２４２円になっていた。
初任給の上げ幅は大卒技術系が前年比１６１３円で最も大きく、上げ幅の最も小さい高卒現業系で８８４円アップしていた。
初任給決定で最も考慮したのは何かでは、世間相場が最も多く２８％。次いで在籍者とのバランスや新卒者の職務価値（２２．２％）、人材確保の観点（１８．３％）だった。特に人材確保の観点から引き上げたとする企業割合は前年に比べ２．２ポイント増えた。
一方、前年の初任給を据え置いたとする企業も５１．７％にのぼった。また、前年の初任給から引き下げた企業も０．４％あった。（編集担当：森高龍二）
