安倍晋三総理が議長を務める国家戦略特区で加計学園が運営する岡山理科大学に獣医学部を認可過程に「行政が歪められた」とする指摘や「２０１８年４月開校」とおしりを切った文書の存在など、官邸関与疑惑が解消されないまま、林芳正文部科学大臣は１４日の記者会見で大学設置・学校法人審議会の「認可」答申を受けて「新設を認可した」と発表した。野党は一斉に反発している。
立憲民主党の長妻昭代表代行（元厚生労働大臣）は「撤回して、きちんと説明してもらわなければ困る」と国民の疑問を払拭しないまま、結論を出したことに大きな問題を提起している。
この問題では、文科大臣が判断する前に「衆院文部科学委員会」での審議をと言われていた中、与野党の国会質疑時間配分問題で自民側が５０対５０の筋の通らない提案をしていることから、１４日に予定していた委員会は開けなくなっていた。（編集担当：森高龍二）
