小野寺五典防衛大臣は24日の記者会見で、オスプレイの佐賀空港への配備に、地元漁業者、佐賀県民の理解を得ながら丁寧に説明し、配備を実現したい考えを示した。
防衛省は長崎県佐世保市で日本版海兵隊ともいえる「水陸機動団」の新編を予定しているが、小野寺大臣は、この水陸起動団との一体性を確保するためにも、オスプレイを佐賀空港に配備したい考えだ。
小野寺大臣は「佐賀県が5月に公表した『論点整理素案』、佐賀県議会が6月に行った決議で、防衛省をはじめ国に対して漁業者との信頼関係構築のために安全対策や補償措置の確約、有明海再生や水産振興のための新たな施策の展開等を講じることが求められている」とした。
このため「防衛省としては漁業者との信頼関係を構築することが必要との指摘について非常に重く受け止めている」とし「取り得る方策について佐賀県と連携しながら検討している。有明海漁業者の方々はじめ、佐賀県の皆様の理解、協力をいただけるよう引き続き丁寧な説明をしていく」と理解を求めていく考えを示した。(編集担当:森高龍二)