自民総裁として「憲法の在るべき姿提示の年に」

2018年01月06日 09:13

 安倍晋三総理は4日の年頭記者会見で、憲法改正について「戌年の今年こそ、新しい時代への希望を生み出すような憲法の在るべき姿を国民にしっかりと提示し、憲法改正に向けた国民的な議論を一層深めていく。自由民主党総裁として、私はそのような1年にしたい」と改憲へ強い意欲を見せた。

 また記者団の問いに答え、安倍総理は「憲法は、国の未来、理想の姿を語るもの。国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の基本理念は今後も変わることはない」としたうえで「時代の変化に応じ、国の形、在り方を考える、議論するのは当然のこと。大いに議論すべきだ」と述べた。

 また「憲法改正は、国会が発議し、最終的には国民投票によって、国民の皆さんの意思によって決まる。それが通常の、他の法案と大きく違う点だ。憲法調査会において活発な、建設的な議論が行われ、具体的な案を持ち寄りながら議論が進んでいく。その中で国民的な理解も深まっていく。スケジュールありきではない」と改めて、スケジュールありきではないとしながらも、改憲論議が進むことに強い期待も寄せた。

 安倍総理は「与党、野党にかかわらず、広い合意が形づくられることが期待されている」とした。(編集担当:森高龍二)