五輪閉会式機に文大統領が北高官代表団と面会

2018年02月23日 08:16

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が平昌冬季五輪閉会式(25日)出席のため訪韓する金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長ら北朝鮮高官代表団と面会する方針であることが分かった。韓国・聯合ニュースが韓国青瓦台(大統領府)の高官の話として、22日、伝えた。

 それによると北朝鮮代表団は25日から27日まで訪韓。聯合ニュースは「閉会式を含め少なくとも2回以上は北朝鮮代表団に会うとみられる。面会の場所は青瓦台になる可能性が高い」としている。

 一方で、この高官の話として「米朝接触の計画はない」としている。この高官は「青瓦台は平昌五輪の開会式に合わせ、ペンス米副大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長との接触を仲介したとされるが、今回は米朝の仲介を行わない方針を示した」と伝えた。

 この高官は「北の代表団は26日が1日空くことになる。南北関係や朝鮮半島平和などのためのさまざまな議論があると予想している」と見通しを語ったことを伝えている。(編集担当:森高龍二)