ヤマハ発動機、個性派モデルの50ccバイクを発売

2012年01月30日 11:00

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ヤマハ発動機は2月中旬から発売を開始する注目の2車種を発表した。画像はレトロポップスタイルの代表格『ビーノ XC50』シリーズの2012年モデルで、クロームメッキのメーターボディなどを装備したデラックス仕様の『ビーノ XC50D』。

 2011年復活の兆しを見せた50ccバイク。2012年の市場が気になる中、ヤマハ発動機より新製品が登場する。

 自工会によると、2011年の二輪車国内総需要は前年比105.1%で、その要因として原付第一種、軽二輪車の前年比プラスを挙げている。中でも、原付第一種の需要が前年比111.2%と大きく、ニューモデル効果に加え、近年の経済不況・東日本大震災の影響から、その経済性と利便性に注目が集まった。

 そして、好調だった2011年を終え、春のニューモデル市場に向け、各メーカーがその準備を急ぐ中、ヤマハ発動機は先日、2月中旬から発売を開始する注目の2車種を発表した。

 ひとつ目は、レトロポップスタイルの代表格『ビーノ XC50』シリーズの2012年モデル。こちらは”ピュアモノトーン”をカラーリングコンセプトに据え、「ブラックメタリックX」(ブラック)と「ホワイトメタリック1」(ホワイト/ブラック)を用意。そして、エクステリアには、新グラフィックの「Vinoエンブレム」、マットブラックのメーターボディを採用している。また、クロームメッキのメーターボディなどを装備したデラックス仕様の『ビーノ XC50D』には「ライトイエローイッシュグレーソリッド4」(ベージュ)、 「グレーイッシュブルーメタリック8」(オーシャンブルー)、「パープリッシュレッドメタリック2」(ガーリーピンク)の新色を設定、人気色の「ダークレディッシュグレーメタリック2」(ダークブラウン)と「パープリッシュブラックパール2」(ブラックパープル)は継続する。

 もう1車種は、ユニークなスタイルとゆとりの収納力をもつ『VOX XF50』(ボックス)と『VOX XF50D』(ボックスデラックス)。『VOX XF50』には「ダークグレーメタリックL」(ガンメタ)、「グレーイッシュブルーメタリック8」(オーシャンブルー)の2色を新たに設定。一方、ヘッドライトリムなどにクロームメッキを施したデラックス仕様の『VOX XF50D』は、「ダークイエローイッシュグレーメタリック1」(ブロンズ)の新色を採用した。また、人気の「ブラックメタリックX」(ブラック)と「ブルーイッシュホワイトカクテル1」(ホワイト)を含め、特徴的なフロントフォークカバーを新たにブラック塗装にしている。

 自工会は2012年の原付第一種の市場を経済性・利便性は引き続き見直されるが、2011年のニューモデル効果は一巡すると予測されるため、前年比はマイナス成長ではないかと予想しているが、そんな中、今年のニューモデル達がどのように推移していくかが注目される。