菅義偉官房長官は18日夕の記者会見で森喜朗元総理が事実上の総理特使として20日から22日の日程でロシア訪問すると発表した。
森元総理は安倍晋三総理の親書を持っての訪ロとなる。菅官房長官は21日に森元総理がプーチン大統領と会談の予定で、訪ロ中にナルィシュキン・ロシア国家院議長との会談やモスクワ国際関係大学での講演も予定されていると語った。
また、菅官房長官は「森元総理には安倍総理訪ロの地ならしとしての役割を期待している」と語り、森元総理がプーチン大統領と日露関係全般について意見交換することになるとした。
また「領土問題についても触れることになるだろう」としたが「交渉ではなく、意見交換ということになる」。また、北方領土返還にあたっては「4島返還が政府の基本」とし、4島の帰属を確認していくことになるため、総理特使の立場で森総理も政府の方針を逸脱することはないとの考えを示した。(編集担当:森高龍二)